バフェットコードの使い方
今日は株式投資の便利ツール バフェットコードの使い方を教えようと思います。
これを読めばとりあえず旦那に銘柄コードを送り付けて、買い?という質問をするだけといった、旦那投資信託から抜け出すことができます。
奥様お目通しをよろしくお願いします。
まずはバフェットコードのリンク先が以下です。
アクセスする端末によって表示は変わりますが、銘柄コードをいれる検索ウインドウだけが表示されるシンプルなGUIです。
上記会社名or銘柄コードで検索と書かれた部分をクリックし、旦那に送りつけようと思っていた銘柄コードを入力し検索ボタンを押してください。
このような画面が表示されたかと思います。
ここで注目すべきは、PERが過度に高くない(30倍未満)、ROEが高い(10%以上)、自己資本比率が高い(20%以上)、配当利回りがそこそこ高い(4%前後)であることを確認します。グロース株の場合は基本的に配当や自己資本比率は低いまたは0なので、ROEが高いことを見ればよいです。
では上記基準を満足しているからこの株を買えばよいかというとそうではないです。
さらに下にスクロールしていくと
このような複数のグラフが出てくるかと思います。
奥様はこのグラフの詳細な意味は知らなくてもいいです。すべてのグラフが右肩あがりであることを確認してください。右肩下がりであれば悪い株と判断してください。
「あなた分かったわ。この株は完全に良い株ね。買うわ」なんて声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。
確かにこの会社の業績は良いですし、株価も適正価格であると思います。
けれども実は似たような業績の会社や同じような仕事をしている会社(同セクターという)でさらに株価が安いところがあるとは思いませんか?
そこでさらにバフェットコードを下にスクロールしていきます。
すると同セクターの企業のPER、時価総額を比較できる一覧が出てきます。
この一覧から今見ている株よりもお買い得な株がないかを探します。
最も数値が優れている部分に赤丸を付けました。
上記を見ると、4021 日産化学は自己資本比率が高く資金調達難での倒産リスクが低く、ROEも高いのでお金を稼ぐのがうまい企業であると言えそうです。一方でそれはすでに市場に十分認知されておりPERは19.5倍と稲畑産業の2倍以上の値となっております。今から買うのはうまみが少なそうに見えますね。
7485 岡谷鋼機はPER:4.8倍と稲畑産業よりは若干低いですが、配当利回りは稲畑産業の半分程度であるため、長期保有のうまみが少なく、またROEも6.8%程度と稲畑産業よりもお金を稼ぐのが上手ではないように見えます。
このようにひとつひとつの銘柄を比較していくと今買いたいと思ってる銘柄が株式市場の中でどのような位置づけにいるのかということを理解していくことができます。
本例でいくと、長期的に持つタイプの銘柄ではあるが自己資本比率が低下してきているため、資金調達に難がないかを見る必要があります。
キャッシュフロー等を見て確認していくことが本来は大切ですが、忙しい奥様はそんなことをしている暇はないと思います。
そこで簡単に確認する方法として取引先の銀行を見ておくことをおすすめします。
お使いのトレーディングアプリ等で四季報情報を見ていただくと取引先銀行情報があるので、その中に少なくとも1社以上メガバンクが入っていることを確認しましょう。
稲畑産業はみずほ、三井住友、三菱UFJとメガバンクが3社も入っていますので、まず問題ないと判断できます。
最後に業界全体の株価動向を探るために上記類似企業の中で最も時価総額の大きな会社のチャートを見ておきます。
長期的には上昇トレンドで押し目をつけていることがわかります。
短期的には75日線で反落し上昇に失敗した後であることがわかります。
ここから化学セクターは短期的な急騰は発生しないだろう(想定)
全体市場が急落した場合は下がる(長期トレンドが崩れる)可能性がある(想定)とネガティブに考えられます。
一方で株価は押し目を付けていてここから緩やかに上昇する可能性がある(想定)とポジティブに考えられます。
→化学セクターの上昇は緩やか=急いで買う必要はない。1単元ずつ買っていけばいい
一方で稲畑産業のチャート自体はというと日経平均の急落に巻き込まれ下げている最中となり、中期線の抵抗により上値が抑えられる展開となっています。
直近買った人の損切ラインが2600円下にあることを考えると、2550円あたりに1枚指値注文を入れて放置するという戦略をとるのがよいと考えることができます。
奥様これでご理解いただけますでしょうか?
不明点はコメントのほうまでよろしくお願いします。